お知らせ

【演出家交代のお知らせ】

こんにちは。パンケーキの会です。

 この度、「寂しい人、苦しい人、悲しい人」の演出をお願いしていました早坂彩さんがご家庭の事情で演出から離れる運びとなりました。

 早坂さんとは2023年度1月のリーディング公演から、この作品を共に作り上げ、今回の企画の初期段階から多分に協力頂いた演出家なので、私としても寂しい気持ちはあるのですが、リーディング公演の経験を生かして、今回はアドバイザーとして関わって頂けることになりました。

 新演出家はフリール版「ワーニャおじさん」で奮闘中の伊藤毅氏にお願いしました。

 他の演出家に声を掛け検討して頂いたものの、「寂しい人、苦しい人、悲しい人」という戯曲の難しさになかなか快諾を頂くことは出来ませんでした。そんなとき、戯曲の勉強会にふらりと参加してくれた伊藤毅氏の読解の仕方にとても魅力を感じ、今回、無理を承知で2作品の演出をお願いいたしました。

 2つの全く違う文化的背景や時代、形式で書かれた「ワーニャおじさん」を伊藤毅氏がどうのように演出するのか今からとても楽しみでなりません。

 引き続きパンケーキの会「旅するワーニャおじさん」をどうぞよろしくお願いいたします。

パンケーキの会 代表さこうみちこ


【ご挨拶】

 早坂彩です。この度、パンケーキの会主催『寂しい人、苦しい人、悲しい人』の演出の立場から、韓国版作品アドバイザーとして参加することになりました。

『寂しい人、苦しい人、悲しい人』をリーディング公演で演出するにあたって様々準備するなかで、『ワーニャおじさん』をはじめチェーホフ作品の魅力に改めて惹かれ、韓国文化の力強さに多くを学びながら、新訳の上演に努めて参りましたので、この度の上演を演出としてフォローできないことは大変残念ではありますが、それとともに伊藤さんを筆頭に素晴らしい出演者とスタッフの皆様が立ち上げられる本作を近くから観れることを楽しみにしております。

早坂彩


【ご挨拶】

 この度、パンケーキの会でのアントン・チェーホフ原作翻案二本の演出をします、伊藤毅(やしゃご主宰・作・演出)です。

 パンケーキの会『旅するワーニャおじさん』に、アイルランドと韓国に連れて行ってもらえることになりました。

 各国の旅のしおり(台本)を見てみますと、この二国は、季節・気候はもちろんのこと、出会う人々(登場人物)が織りなすストーリーも違うようです。

 でもやはり、どの国でも、人間(ヒト)は、「恋と羨望、他者との相対評価とそこから来る嫉妬」を繰り返すのですよねえ。

その心の揺れは現代の僕らと全く同じです。

観劇していただけるお客様もその人間の普遍性を感じて頂けると思います。

僕はなるべく演出家として楽しく皆と過ごす役です。

 とても素敵な役者さん・スタッフさんと、今から、旅をするのが楽しみです。

伊藤毅(やしゃご主宰・作・演出)