再投稿・演出家募集「エーリヒ・ケストナー~消された名前~」鈴木アツト
こんにちは!
パンケーキの会 さこうみちこです。
公募の締め切りまであと2週間となりましたので、再投稿させてください。
この度、パンケーキの会では2026年1月の公演に向けて演出家を募集いたします!
企画名『ある夜をめぐって』
「壊れたガラス」作アーサー・ミラー、翻訳さこうみちこ、と
「エーリヒ・ケストナー~消された名前~」作鈴木アツトの2作品を交互上演いたします。
「エーリヒ・ケストナー~消された名前~」作:鈴木アツト
この作品を創るために、パンケーキの会の企画にお力添え頂ける演出家を募集いたします。
【新しい演出家との出会いを求めて】
この作品は2020年、コロナ禍に書かれた作品です。煽られる社会不安や、分断を余儀なくされた状況のなかで、すでに過去や遠い外国のものと認識していたファシズムを肌で感じた時期であったと思っています。個人の自由意思が、社会の気運や国の政策に飲み込まれていくとき、私たちはどういった選択の上に人生を積み重ねていけるのか。
ファシズムの存在を未だ世界の、そして日本のここかしこに感じる昨今。コロナ禍を経験した私たちだからこそ改めて見つめ直すことが出来るのではないかと思っています。
【作家の言葉】
この戯曲は、私が初めて書いた評伝劇というジャンルの戯曲です。コロナ禍の閉塞状況と、ナチス政権下という物語の時代背景がシンクロしたからか、その当時、劇団印象を知らない観客がたくさん見に来てくださったことをよく覚えています。個人的にも、劇作家として、自分自身の手法を獲得できたと実感できた作品でした。
ただ、コロナ禍も終息し、この戯曲が五年を経て、まだアクチュアルかどうかは、次の演出家と俳優にかかっています。作家としては、この戯曲はまだ”生きている”と信じたいのですが。どうか、2026年の演劇作品として素晴らしいものにしていただけたら、嬉しいです。
【あらすじ】
1930年代、ドイツ。作家のエーリヒ・ケストナーは沈黙を貫くことでナチスに抵抗していた。しかし、ある日、ナチスから映画シナリオの執筆を依頼される。
ファシズムが吹き荒れる社会で、ナチスにすり寄ることで活路を見出す友人達もいる一方で、夢を諦める恋人や、亡命を余儀なくされるユダヤ人知人、社会活動の末虐殺される友人の姿もあった。価値観の転換期に問われる表現者たちの倫理とは。
【詳細】
公演日程:2026年1月29日~2月4日(1月26日劇場入り予定)交互上演6回/12回
会場:下北沢駅前劇場
稽古日程:12月から週3日程度、30日~20日程度を予定(募集演出家のスケジュールを優先いたします)
稽古場所:東京都小金井市の公共施設を予定。最後の5日~10日間は固定の稽古場予定。
募集期間:2025年7月末日まで。※8、9月キャストオーディションを予定。
ギャランティ:申し込みフォーム内に記載しています。ご確認ください。
応募フォームhttps://forms.gle/KigkrwuF7heFZUyU8
事前に作品を読みたい方は劇団印象HPのお問合せフォームへお問合せ下さい。1冊1,000円+送料200円で購入可能です。
もし、申し込みをなさる前に気になることや、確認したいことなどありましたら是非お気軽にpankekinokai@gmail.comまでご連絡をください!なるべく早めにお返事いたします。
皆様からの申し込みお待ちしております!
パンケーキの会 代表 さこうみちこ
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